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4月2日、静岡市労政会館で春闘交流実行委員会(実行委員長杉山淳氏)が、全港湾労組松本耕三書記長を講師に「震災下における労組の役割と組織拡大の取組み」をテーマに、全港湾労組の取組みを聞き学習しました。
松本書記長は、「労働運動は厳しい環境下におかれているが労組側にも問題がある。大阪橋下市長が労組潰しをやっているが、大阪市民から見て労組は自分たちのことしか考えていないと見られている。そこを付け込まれた。労組が社会の中で何をすべきかが問われている。全港湾は大震災の時にも救援活動をはじめ、そこに働く労働者の雇用を確保する取組みを行った。組合離れが進んでいるというが、労働者が生きていく時に最も必要なのが労働組合で、組織運営を丁寧にやれば組織は減らない。労働相談の時は職場の状況を把握し、主体的に動くよう当事者の希望通りにすること。組織化には色々な方式があり、人間関係の鉱脈・水脈をつかむことが大事。幹部活動家は、1日1人で良いから『非同調者』と会話することを勧める。外に向かって活動することが人を成長させる、焦らずにじっくり機の熟すのを待つこと。すべての事象を固定的に捉えず、流れとして把握し情勢に飲み込まれないことが大事。しっかり地に足を付けて前を向いて進もう」と自分の運動経験をもとに講演しました。
まとめに立った、杉山淳実行委員長は「春闘交流会は学習と体験交流の場で、小泉改革やワーキングプアの問題など多くのことを学んできた。今日は仲間づくり、組織作りを学んだ。これからも静岡県の労働運動の前進のため力を合わせて頑張ろう」と締めくくりました。