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トップページ> 静岡県民の社会運動史> 第7回 沼津市・三島市・清水町住民によるコンビナート反対闘争

第6回 第二次世界大戦後の静岡県の日中友好の歴史
寺田伊勢男

 沼津市・三島市・清水町の二市一町の住民によるコンビナート反対闘争については、数多くの文献が刊行されているが、この意義ある住民運動は、より広い視点で検討されるべきである。そのひとつは時間軸である。仔細にこの運動をみつめると、とりわけ三島市においては大正期の鉱毒問題、敗戦直後の三島庶民大学、そして東レの進出による湧き水の枯渇問題があった。それらの記憶がこの反対闘争を支えていた。もう一つは、空間軸である。この地域のコンビナート建設計画は、国の高度経済成長政策、それに呼応した静岡県の開発計画に始まる。いわば上下のタテ関係の存在。さらに沼津、三島、清水町という自治体域をこえたヨコの関係。このヨコ関係は、当該地域に住む人々の生活圏域でもある。同時に、すでにコンビナートによる公害に苦しんでいた四日市住民の苦しみ、コンビナートの京葉工業地帯建設、また日本社会党や日本共産党という政党の存在も、ヨコ関係としてあった。
 本稿では、この二つの軸に注目してこの反対闘争を見つめることとする。

PDF 第7回 沼津市・三島市・清水町住民によるコンビナート反対闘争
小池善之(PDFファイル) 594KB)≫

三島市民大会のポスター
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