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トップページ> 静岡県民の社会運動史> 第10回 富士川火力発電を阻止した住民のたたかい

第8回 浜岡原発第1号炉設置反対住民運動

 富士川火力発電所建設を阻止した住民運動が取り組まれた富士市は、1966年11月1日、旧富士市、旧吉原市、鷹岡町の二市一町が合併した人口15万人の新しい市であった。富士山を擁する富士市は、水の豊かな町である。澄んだ水が急流をなして流れる富士川。市内には清冽な水が流れ、1945年ころまでは、子どもたちが、川底の水草を見ながら泳ぐ水泳場となり、学校の帰りには道端の湧き水を地に伏して飲んだものである。この豊富な水に目をつけたのが製紙業であった。富士市は製紙の街になった。
現在は日本製紙(株)富士工場となっている鈴川工場は、昭和製紙(株)が1933年に製紙工場として建設し、日本で初めて1939年にクラフトパルプ製造を始めたところである。
 製紙工場では専用運搬船から降ろされたチップが工場敷地内に野積みされ、工場排水も海に吐き出され、富士市はチップの野積みよる飛散、芒硝、悪臭、川の汚れ、騒音、地下水塩水化などまさに産業公害の街と化した。富士市が産業公害の街と言われるゆえんは、最大の公害発生企業の企業主と、その血縁者である富士市市長によって動かされていることにあった。

PDF 第10回 20.08.05 富士川火力発電所を阻止した住民のたたかい(平野聞き取りを入れた)(PDFファイル)596KB)≫

富士火力建設阻止富士地区市民大会(富士市) 静岡社会文化会館

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