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第9回 旧清水市における公害反対の闘い

 港湾都市旧清水市は天然の良港といわれ、気候は温暖で三保の松原に囲まれ、富士山の景観がすばらしい港町である。この港湾都市に、そうした利点を生かした産業の進出計画が相次いだ。三保半島には日本軽金属㈱があり、アルミナを製造する過程で大量の廃棄物(赤泥)が発生し、隣接する海域に埋め立てたため膨大な埋立地が誕生した。
その埋立地への工場進出計画の出発点が日軽金電解工場建設計画であり、続いての中部電力㈱のLNG火力発電所建設計画、石炭火力発電所建設計画であった。また、東亜燃料㈱の石油精製工場の拡張や、その後もLNG火力発電所建設が計画されたが、いずれも市民団体の根強い反対行動や、調査活動により進出計画が阻止されてきた。
一方、市当局や市議会の公害に対する反応は鈍く、市議会に至ってはこれらの建設計画に賛成し、市民団体の「建設反対」の請願をことごとく否決し、「建設促進決議」を乱発した。過去の公害反対の取り組みを振り返った時、市議会がいかに市民感覚と乖離していたかを証明する結果となった。

PDF 第9回 20.08.05 旧清水市の公害反対闘争(PDFファイル)796KB)≫

石炭火力建設反対デモ(清水駅前銀座) 静岡社会文化会館

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